リゾット・ネエロ

暗殺チームのリーダー。1974年、シシリー生まれ。21歳のときにスタンド(メタリカ)使いになった。暗殺チームが組織から過小評価されていたため、ボスに反感を抱く。ボスを暗殺して「麻薬ルート」を横取りするため、ボスの秘密を探った。
白目が黒い。


リゾット・ネエロはイタリア語でrisotto nero「イカ墨のリゾット」の意。
リゾットは、米を使ったイタリアの代表的な料理。炒めた米にスープを加え、米にスープの旨みを浸み込ませるように煮込む。

リーゾ―本場リゾット名人が伝授するイタリアの米料理リーゾ―本場リゾット名人が伝授するイタリアの米料理
ピエロ ベルティノッティ Piero Bertinotti

柴田書店 2005-09
売り上げランキング : 43359

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



イカ墨のリゾットは食べたことがないので、どんな味か分からない。

だから、一度食べてみることにした。

私は、電話帳に載っているイタリア料理店に片っ端から電話をかけた。イカ墨のリゾットを扱っているかどうか確認し、一軒の店に予約を入れる。その店は青山通りにある高級イタリア料理店だった。私は今まで、そんな高級店で食事をしたことがない。少し不安ではあったが、意を決してその店を訪れた。

豪奢な店のエントランスで、ウェイターに名前を告げる。

「予約した荒木飛呂彦です」

ここで先生の名前をお借りしたのには、ちゃんとしたワケがある。私は、この店の人間が「ジョジョの奇妙な冒険」に目を通しているのか、確かめようと思ったのだ。ジョジョを知らないような連中が作るイカ墨のリゾットなんぞ食べたくもない。まともな人間なら「荒木飛呂彦」と名乗る人物がイカ墨のリゾットを食べに来たとなれば、つっこまずにはいられないはずだ。

「お客さんも、ジョジョ好きなんっスカ?だからリゾットっスカ?メタリカっスカ?」

そんな展開を期待していた…

だが、私の願いはあっけなく裏切られる。

ウェイターは野良犬のように私を追い払う。忌々しげに舌打ちをし、私の鼻先で扉を閉めた。


私は呆然と立ち尽くす。



どれくらいの時間が過ぎただろう。私は漸く思考を取り戻した。

こんな店、私のほうから願い下げだ。

私は怒りと情けなさを押し殺し、その店をあとにした。雑踏の中、東京の冷たい風が私の心を通り抜ける。


どうやら私はイカ墨のリゾットに縁がないようだ。結局、イカ墨のリゾットにありつくことすらできなかった。


せっかくリゾットのコスプレまでしてきたのに…


タグ:食べ物

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。